『シルバーバーチの霊訓』と出会う

シルバーバーチの霊訓
 『シルバーバーチの霊訓』(近藤千雄訳、潮文社)には2003年9月に出会いました。 がん患者さんの心を安らかにできるものを捜し求めていた私にとって『シルバーバーチの霊訓』はまさに干天の慈雨でした。むさぼるように読みました。

 「シルバーバーチ」とは他界後3,000年近くにわたり霊界を進化、向上し続けてきた霊の名前です。この霊が1920年から1980年までの約60年の長きにわたり、モーリス・バーバネルという当時イギリスのロンドンに在住していたジャーナリズムに携わる人物の身体を借りて語った内容をまとめたものが『シルバーバーチの霊訓』です。

 「あなたとは何か」「なぜ生まれてきたのか」「なぜ病や苦しみがあるのか」といった、私たちがこの世ではとうてい理解しきれない事柄を霊界からの視点で判り易く諭しています。

 「死んでからもあなたの魂は存続し、知性、個性、感情もそのままで引き継ぐこと」や「肉体ではない別の身体を使った新しい生活に入ること」、「地上時代に愛していた者たちとまた再会できること」などを知り、自分にとって死が恐ろしいものではなくなり、病や苦しみの意味も理解できたことによって心がたいへん安心し、平和になりました。

 それまでに何人かの患者さんが他界されました。いずれも末期の方々で治癒が難しいことは判っていましたが、私には自分の治療に対する無力感や人の命の無常感が残っておりました。
 それまでがんの末期でつらい方々にただただ「大丈夫ですよ、治りますよ」としか言えず、精神的な支えにもなれず、お慰めもできなかった自分にとって、この『シルバーバーチの霊訓』でシルバーバーチが述べていることをお伝えできるようになったことで私はずいぶん救われたのです。

 「結局、死に対する自分自身の強迫観念にきちんと対応してきたセラピストだけが、患者が迫りくる死に対する不安と恐怖を克服するのを粘り強く愛情をもって助けるという役目を果たすことができる」・・・・・・『死ぬ瞬間』(E.キューブラー.ロス著、読売新聞社)
 人の生、そして死に関しての自分なりの考えが持てるようになったことはこの仕事を続けていく上で大きな助けとなりました。

 現在では毎月一回、第二金曜日の夜に「『シルバーバーチの霊訓』の読者の集い」というサークルを続けており、2015年5月で満6年となります。どうぞご興味のおありの方は奮ってご参加ください。ブログでご案内しております。

 注:『シルバーバーチの霊訓』の読者の集いは2017年8月現在開催しておりません。次回開催も未定です。