玄米菜食を学ぶ

 玄米菜食を学ぶために東城百合子先生が主宰するあなたと健康料理教室に通いました。元気ながん患者さんが多く取り入れている玄米菜食とはどういうものか自分で確かめないと患者さんに勧められないからです。

 料理教室はただの玄米菜食料理を教える場ではありませんでした。修養の場でした。何が大切なのか、命とは何か、などそれまで日常生活にかまけて面と向き合わないで済ませてきたことに、正面から向かわされる厳しい心、魂の鍛錬の場でした。

 自分のそれまでの生活や考え方の間違いが病を引き起こしている。病は天から「今の生活を正しなさい」というメッセージなのですなどと諭され、目を見開かされた思いがしました。

 玄米菜食はとてもおいしいものでした。見た目は質素のようでいて手間ひま、愛情をかけたとても贅沢なものと判りました。

 土鍋に入れて圧力鍋で炊く方法でできる玄米はふだん家で電気炊飯器の玄米モードで炊いているものとはまったく別物でした。ふっくらと膨らんで被っている殻が圧力で破れた玄米は歯ごたえもプリプリしていてとても美味しいものでした。

 肉、乳製品を避けた菜食も当初予想していた味気ない質素なものではまったくなく旬の野菜をメインに彩りも鮮やかに工夫した目で食べても美味しいもので、調理途中で出た切りくずなどもお焼きにして使い切るなど一片の野菜の命もおろそかにしない態度も学べるものでした。

 玄米が炊き上がるまでの間に東城先生の講話があるのですがそこで多くのことを学びました。がんに関しては以下のようなことを話されました。


 ★現代医学の力を使わないといけない方もいるががんのような慢性化した病は内から湧いて出てくるものなので食べ物を自分で変えて自分で治す。

 ★がんは体質。がんになりたい細胞がある。これを変えるには7~10年かかると言われている。時を稼いでその間になにが本当かを学んで人生の意味を考えればよい。

 ★病気を治すだけでは空しい。病気をきっかけにして運命を変える。自分の力で人を当てにしないで自分で工夫して自分を育てる。何のために病気を得たかを学ばないと病み甲斐がない。

 ★やってみないとわからない。自分が育つために自分で治す。

 ★何が一番大事か?それは「自分がどこから来てどこへ帰るか」を学ぶこと。人は一生かかって自分を理解していく。
 
 ★何が良くて何が悪いかではない。病院にも役目がある。役割が違う。自然療法だけとか現代医学だけとか自分を狭くしてはいけない。学ぶ。知識を得る。 そして自分の体に聞きながら、自分で経験して、知識を知恵に変えていく。

 ★今、病気をしている人は過去を見ないといけない。根を観る。心の持ちようを観る。

 ★人は体験しながら毎日成長していく。心が変わっていく。がんでも治る。

 ★食べ物を変えればがんは治る。でも心を変えないと治りにくい。

 ★両親や祖父母にがんの人がいて自分ががん体質、がん遺伝子を持っていることを恨んではいけない。自分なりの工夫をして生きていく。「氏より育ち」と言って、変えていける。体験を通して。

 私がこの玄米菜食の料理教室で学んだことはたくさんありますが、 中でも「私達は他の生き物の命を頂いて生きている、生かされている」 「私達は一人一人使命がある」という点に改めて気づかせて頂いた事が最も価値のある収穫でした。