薬となる植物を自分で育てる

アナスタシア

アナスタシアのアドバイスから


 当院の治療はほとんど植物による療法です。

 びわの葉温灸は、「びわ」と「ヨモギ」という二つの植物を使った療法です。
 腹水を取るのに使うのは里芋パスタというお手当で、それには「里芋」と「生姜」と「小麦」を使います。
 解毒のためにする温熱ひまし油湿布には、「唐胡麻」。
 腸閉塞、便秘の改善に使う生姜灸では「生姜」と「ヨモギ」を使います。
 抗がん作用のあるさまざまなエッセンシャルオイルは植物の精油そのものです。
 そして病気の根本原因である感情を癒すバッチフラワーレメディーも各種の野の花々によって作られたものです。

 私はネイティブアメリカンの世界観が好きです。
「私たち人間と動植物たちは対等で、共に神によってこの地の上に置かれたもの」
「私たちは霊的な存在で何度でも生まれ変わってこの地に戻ってくる。だから大地を汚すのは将来自分がやってくる世界を自分で汚していることになる」

「人間の病を癒す薬となるものは全て私たち人間の周りに神が置かれている。それは植物である」
「他の生き物の苦痛の上に生まれた薬で病気を癒すことは創造神の計画にはない。すべての病への対処法は既に自然界に用意してある」

 この世界観に合った、人の病気の治し方を示唆するのが『アナスタシア』の「種はお医者さま」という以下の文章です。




「「種は医者。果物や野菜などの植物の実は、人間を元気づけて持久力を高める目的で創られている。人間がこれまでつくってきた、そしてこれからつくるどんな薬よりも強力に、植物の実は人間の体組織を襲うあらゆる病と効果的に闘い、しっかりと抵抗する」


「ただ、そのためには、身になる前の種に、その人の体の状態を知らせておかなければならない。植物の実が、ある特定の人の病気ー現在かかっているか、発病間近な状態ーを癒すには、種が実の中身になる物質を、その癒しに必要な成分比率で満たしながら熟成していくプロセスが不可欠だから」


「キュウリやトマトやその他の庭で育てる植物の種に、自分の健康に関する情報を伝える基本的な方法は、蒔く前の種をいくつか口に入れ、舌の下に少なくとも9分は置いておく。次にそれを口から出して両手のひらに包んで約30秒間もったまま、その種を植える地面の上に裸足で立つ。両手のひらをそのまま開いて、そこにある種をゆっくりと注意しながら口のところにもっていき、種に向かって肺から息をそっと吹きかける。あなたの息で温められたその小さな種は、あなたの体の中にあるものすべてを知る。」


「そのあと種をのせた両手のひらをそのまま開いて空に向け、30秒間、種を天体に見せるようにする。その瞬間、種は発芽の時期を決める。そしてすべての惑星がそれを手助けする。あなたのために全惑星が、新芽が必要とする光を天から降り注ぐ!」


「こうしてやっと種を蒔くことができる。種を蒔いてすぐに水をあげてはいけない。種を包んでいるあなたの唾液や、種が取り入れた情報が、すべて消えてしまうから。水をあげるのは種を蒔いてから三日後がいい」


「種蒔きは、それぞれの野菜に適した時期にしなければならない。遅れて蒔くよりは、水なしで、本来の時期より早めに蒔くほうがまだいい。種から生まれた新芽の隣に雑草が生えていても、すべて除去してはいけない。少なくとも各種類一つずつは残すこと。その雑草は抜かないで切ればいい」


「植物が育っていく間、種を蒔いた人とのコミュニケーションは不可欠で、その期間に最低一度はできれば満月の夜、その植物に近づき、触れてあげることが大切。このようにして育った果物や野菜などの植物の実は、それを蒔き、育てた人が食べると、まちがいなくその人のあらゆる病を治すばかりか、老化のスピードを緩慢にし、悪習を取り除き、さまざまな知的能力を増大させ、心の平安までもたらす


「苗木をシャベルで掘ったくぼみに入れるときは必ず、素手で、そして裸足で行うこと。手の指と足の指で土を整え、そこにつばを吐きかけること。体の病に関する情報を含んだ物質(おそらく毒素と思われる)は足から汗として流れ出るから。苗木はこの情報を取り込み、それを実に運び、実はその病と闘う力を蓄える。だから庭を時々裸足で歩くといい」


「大事なのは、植物の種類の多様性だけでなく、それがどのように植えられているかということ。自分で植えて育てて、植物と直接コミュニケーションをとることによって、その人の情報がその場に充満していく。大切なのはあなたを取り囲む自然の一部をあなたに関する情報で満たすこと。そうして初めてあなただけに有効な癒しと命のサポート効果が植物の実だけから得られるものよりさらに飛躍的高くなる」


「あなた方がワイルド、野生と呼ぶ自然の中にはあらゆる病を完璧に治す多くの植物が存在している」

あなたと庭の植物との間にゆるぎない関係が確立されたら、植物たちがあなたの病を治し、面倒を見てくれる。彼らはあなたの健康状態について的確な診断をし、最も効果的なあなた専用の特別な薬をつくってくれる




 
 


『アナスタシア』に私が惹かれるわけ

アナスタシア 原書と日本語訳本
 『アナスタシア』(ウラジーミル・メグレ著、水木綾子訳、岩砂晶子監修、ナチュラルスピリット発行、2012年)という書籍があります。
 
 世界ですでに25カ国語に訳され、シリーズ累計1100万部を突破している書籍です。ジャンルとしてはスピリチュアル系の書籍ですが現実世界への影響力がとても大きく、すでにロシア連邦のある国ではアナスタシアという女性主人公の提言する「国はすべての国民のカップルに100m四方(=1ha)の土地を無償で与えること」という施策が国会に諮問されていたりと、他に類を見ない書籍です。

 ロシアでは2016年5月には大統領令まで発布されました。
 「アナスタシアの言葉が現実化していく

自給自足したい国民に無料でシベリアの土地を供与・ロシア

 僕は2年ほど前から読み始め、特に1巻『アナスタシア』の「種はお医者さま」という文章に出会ってとても感銘を受け、このブログにも書きました。その後、現在まで邦訳されている5巻までを読んできて、よりいっそうアナスタシアの語る世界に引き込まれてきています。



 昨年の11月末には国立のアグレアブルミュゼというところで開かれた「― 裡なるアナスタシアと静寂の時 ―」というイベントに行き、今月17日には「木村秋則&アナスタシア講演会」にも行ってきました。講演会には木村さんの知名度もあると思いますが650人ほどの方が集まったようでした。



 書籍『アナスタシア』シリーズでは植物と人間の関係から始まり、天体、動物、教育、子育て、宇宙人、UFO,食べ物、この世の創造のこと、神と人間の関係などなど、多方面に話題が広がり興味が尽きません。また、そのためどんな方にも必ずなにがしかの影響を与えるものになっています。



 私ごとですが自分は20代のころ、自然保護運動をしていました。自然観察会などのスタッフとして動いていたりしましたが、思想的には「環境を悪くしても、自然を壊しても良いと考える利己主義の金の亡者がいる。そういう連中をたださないとこの世は良くならない」と思い上がっておりました。しかしそのような他者糾弾型の運動が実るはずもなく、いつしか自分の情熱も冷めてしまい僕は治療の世界に転身しました。



 そしてこの14年、びわの葉温灸を始めとして自然療法やアロマテラピーなどでがんの治療をしてきて思ったのは「がんは体内環境の悪化であり、まずは解毒、排毒が最初に大事なことである」ということです。体内に毒素が溜まる最大の原因は心・意識だと思いますが、私たちの身の回りの環境汚染の影響も大きいと思います。ですので自分の身体の病を治すのにはまずは自分という個体の解毒、浄化なのですが、それだけでは足りず、私たちの周りの環境の解毒、浄化もたいへん重要だということになります。



 アナスタシアは先述の「種はお医者さま」という文章の中で、私たちが身の回りの植物たちとリンクして生活していけば、植物たちが私たちの体をあらゆる病気から守ってくれるオーダーメイドの薬を作ってくれる、と解き明かしています。さらに私たちが自分所有の土地を持ち、そこに愛情を注ぎ、子孫のために森や畑、住まいを作り上げていくことが、この汚れてしまった地球を癒し回復していける道だと明示しています。



 なんら具体案の描けなかったかつての私の自然回帰願望は、アナスタシアにより具体的な方向、方法を示されたことで再燃しはじめたのです。

2016/2/25 ブログより
『アナスタシア』ロシア語原書